北海道のリゾート地、ニセコ・ルスツへ車で行こう。レンタカーや自家用車で移動する際の距離や時間は?

 

ニセコ・ルスツ地区は北海道の中でも有数のリゾート地の一つです。夏は遊園地や自然のアクティビティで楽しめますし、冬はパウダースノーが楽しめるスキー場が多数あります。

札幌や新千歳空港からは距離があり交通手段が限られてきますが、車で移動したいという方は多いと思います。ここでは、主要都市からどれくらい時間がかかるのか、移動中の楽しみは何かあるか、注意点などもお伝えしていきます。

 

主要都市からの経路とかかる時間

<1>新千歳空港からルスツまで

一般道使用も高速道路使用も2時間30分と予想されています。高速道路を通る場合、145.8kmの距離。新千歳空港ICから函館方面に進行し、虻田洞爺湖ICでおり、残りは一般道です。高速の通常料金は3020円(時期や割引によっては変動しますので、事前に公式ホームページなどでご確認ください。)かかります。

全て一般道の場合、支笏湖畔を通り美笛峠を抜ける87.9kmですが、現在「美笛峠」が岩盤崩落の恐れがあり通行止めとなっています。国道276号の千歳市美笛―伊達市大滝区三階滝町の10・3キロ区間ですが、解除は2022年8月頃を予定しているそうです。一般道は美笛峠を迂回するルートもあるのですが、やや厳しい道路となりますので、現時点では高速道路を利用することをお勧めします。

高速道路の場合、苫小牧西ICをすぎて、「樽前SA」、室蘭ICをすぎて「有珠山 SA」が売店もあり休憩には良いと思います。給油が必要であれば、「有珠山SA」で可能です。虻田洞爺湖ICで降りた後の一般道では給油所を探すのは難しいと思います。

 

 

<2>ルスツからニセコまで

ルスツからニセコまでは一般道のみとなります。28.5kmで約1時間ほどかかります。一車線の細い田舎道を進むという感じになりますが、蝦夷富士とも呼ばれる「羊蹄山」など景色が大変良い道路となっています。

 

 

<3>札幌市からルスツまで

基本的には一般道 230号線を通るルートとなると思われます。約73kmで約2時間を見るといいでしょう。高速道路を使う場合、苫小牧、室蘭と大回りするルートしかないため、時間がかかりすぎますので選択される方はほとんどいません。

札幌を出て、温泉観光地として有名な「定山渓温泉」を通り、中山峠を通過します。冬道の場合は、中山峠がかなりの難所だと思われます。

 

 

<4>函館からルスツ

なかなか距離がありますので高速道路を一部利用したいと思います。距離は約188.7km、時間は3時間20分程度を予想します。高速の通常料金は3390円(時期や割引によっては変動しますので、事前に公式ホームページなどでご確認ください。)かかります。大沼公園ICから乗り、虻田洞爺湖ICでおります。

一般道のみで行く場合は約174.4km、時間は4時間35分程度を予想しますが、実際は交通状況や休憩なども含め、もう少し時間がかかると思ってください。

 

 

 

ニセコ・ルスツ近隣のおすすめスポット

もちろん、ニセコのスキー場付近、ルスツリゾート(遊園地、スキー場)が目的地の場合が多いと思いますが、少し足を伸ばせばこんな場所、というおすすめスポットを紹介します。

<1>ふきだし公園(京極町)

 

 

名水100選に選ばれている羊蹄のふきだし湧水。湧き出し口からは1日約8トンの水が、羊蹄山から何年もかけて濾過され流れてくるようです。マイナスイオンたっぷりで、ひんやりと気持ちがいい場所です。ルスツリゾートからだと車で約30分の距離のところにあります。

駐車場も広く、子供向けに遊具があったり、展望台や売店などもあります。

 

 

<2>レークヒル・ファーム

北海道洞爺湖町にある牧場の自家製ジェラート(アイスミルク)・ショップ&通信販売 レークヒル・ファーム。牧場内にジェラート…

 

こちらは有名なジェラートショップです。その店の脇には自由に過ごせる原っぱが広がっていますが、ここから見る羊蹄山も素晴らしい景色です。ルスツリゾートから車で約35分ほどのところにあります。

葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」pvの中でおそらく洞爺湖畔やこのお店付近だと思われる景色が映り込んでいます。(2分13秒過ぎ)

牧場を経営しているかたが、その新鮮なおいしい牛乳を使用しているので、味もよく、種類も豊富です。20種類以上あると思います。定番のバニラやチョコチップ、ブルーベリー、チョコなどもありますが、以前は「スイートコーン」なんてありましたね。メニューも変更があるようなので、店頭でご確認ください。

 

 

<3>道の駅230ルスツ

北の道の駅 – 北海道の道の駅に関する公式総合情報サイト

ルスツリゾートから車で2、3分の場所にあります。道の駅として、農産物の直売所、食事処、裏側の公園には子供がおそらく離れないであろう程のアスレチック遊具、かなり広いドッグランがあります。

特に農産物はとれたての野菜がお安い値段で並べられています。また、留寿都村の銘菓「みそまんじゅう」が並んでいることもあります。

 

 

 

車移動での注意点

北海道を走り慣れた方でも注意が必要なことがあります。

  • 冬季期間の運転
  • スピードの出し過ぎ
  • 農作業用車両(トラクター、トラック)の追い越し
  • 給油や休憩のタイミング
  • 動物の飛び出し(道東方面よりは頻度が少ない)

 

(1)冬季期間の運転

冬道を運転したことがない方は、やめたほうがいいでしょう。ニセコも豪雪地帯でたまにホワイトアウトします。また、国道230号線はアップダウンが激しく、中山峠の冬道は地元民でも避ける方が多いです。スリップ事故はたまに発生していますね。また、夏の予想移動時間よりも、大幅に時間がかかることも旅行の計画の際には想定しておきましょう。

(2)スピードの出し過ぎ

景色もよく、見通しがよく、道路幅も広い。そんな場所ではよりスピードオーバーに注意しましょう。

(3)農作業用車両(トラクター、トラック)の追い越し

ニセコ・ルスツは周りは農村が広がっています。大きな国道でも農作業用車両(トラクター、トラック)が通行していることがよくあります。特にトラクターはスピードが出ません。追い越したくなると思いますが、幅が広く見通しも良くないことから、慎重に追い越ししましょう。それから、「追い越し禁止エリア」では絶対に追い越さないようにしましょう。

(4)給油や休憩のタイミング

長距離を運転すると、眠気や集中力が切れたりと事故につながる危険性があります。適宜、道の駅などで休憩しましょう。また、その道の駅、コンビニ、給油所が全く見当たらない(トイレも困る)という事態にならないように、事前に複数箇所の候補を事前にリストアップしましょう。北海道は次の給油所まで数十キロは結構普通なのでガス欠には注意です。

(5)動物の飛び出し(道東方面よりは頻度が少ない)

これはそんなにないと思います。道東だと「鹿にやられた」とバンパーを凹ました同僚を見たことがありますが、この付近はせいぜい小動物です。キツネなど。ただ、餌などもあげない方がいいですし、接触も避けた方がいいでしょう(エキノコックスなど)。車を止めるのも危険な場合もあります。動物には注意しましょう。

 

まとめ

ニセコ・ルスツへ車で来られる際は、時間など余裕を持っていただけると、より楽しめる観光地だと思います。自由度が高い車で、時には注意深く、そしてより楽しんでもらえればと思います。